リテラチャー
リテラチャーは、セオリーのk-レイヤーの構成素 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編で初めて出てくる概念。基本的な関係は、
- Lk = k-Lit(Σk+1)
- Σk in Lk
ここで、
- Lkは、k次元レイヤーにいるリテラチャー
- Σk+1は、(k + 1)次元レイヤーにいる特定された指標
- k-Lit(-) は、(k + 1)-指標からk次元のリテラチャーを作り出す構成〈construction〉
- リテラチャーとは、指標または仕様を対象とするℓ-圏。特定された指標(または仕様)は、リテラチャーから選び出す。
- リテラチャーLkは、ℓ-圏だが、ℓの値はハッキリしない。ℓはkに依存するかも知れないし、定数かも知れない。
- リテラチャーは、インスティチューション用語の指標圏と同義。高次セオリー構造からインスティチューションを作るときは、リテラチャーを指標圏として使う。
- 「アンビエントと特定されたインスタンス」の関係は「リテラチャーと特定された指標」の関係と似ている。意味論側が「アンビエント/特定インスタンス」で、構文側が「リテラチャー/特定された指標」である。
- セオリーを指定・特定・定義するとは、すべての次元=レイヤーに渡って、リテラチャーから指標を特定し、アンビエントからインスタンスを特定する行為をすること。
- 次元のレイヤーと特定・生成の関係により梯子のような構造が出来る。セオリーの梯子〈ラダー〉と呼んでいいだろう。