このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

「批判」と「定義」

一年ほど前に今井絵理子氏の「批判なき政治」って発言があったけど、このときの「批判」は、どうも悪口/クレーム/誹謗中傷/野次/冒涜 といった意味だったようだ。悪意をもって人を貶めるような言動が「批判」てことだったのだろう。

となると、本来の「批判」をどう表現するのか? 反対意見を表明する、相違点を指摘する とかか? めんどくせーなー。

「定義」も、「自分の意見(価値観)を主張する」とか「ナニカについて(部分的)情報を提供する」とかの意味だとすると、本来の「定義」をどう言うのか? 既存の関数や述語で新しい述語を定義(あっ、使ってしまった)することだが、「関数」や「述語」って言葉も通じないし。

定義があれば、なにかを(実効的に)決定できる/判定できる、という感覚が欲しいわけだが、決定/判定に対する一種の拒絶反応のようなものがあると、これも難しい。

事例を並べていくしかないか。

  1. 円周率 →定数
  2. 偶数とは →単項述語
  3. 引き算とは/差とは →二項演算=ニ引数関数
  4. 割り算(整除)の商とは →二項演算=ニ引数関数
  5. 割り算(整除)の余りとは →二項演算=ニ引数関数
  6. 平方根とは →二項述語=二項関係、多値関数(多値関数は関数に非ず)
  7. 非負平方根とは →一引数関数
  8. √2とは →定数
  9. 逆数(掛け算の逆元)とは →一引数関数
  10. 反数(足し算の逆元)とは →一引数関数
  11. 約数とは →二項述語=二項関係
  12. 倍数とは →二項述語=ニ項関係