続・偶数の“定義”に関して
次が同じことを理解してもらう。
- 円周率とは、直径を基準としての、円周との長さの比である。
- 直径を基準としての、円周との長さの比を、円周率と呼ぶ。
次も同じ。
- 偶数とは、2で割り切れる整数である。
- 2で割り切れる整数を、偶数と呼ぶ。
名前を付ける。
- 直径を基準としての、円周との長さの比を、円周率と呼ぶ。
- 円周率をπを書く。
- πは円周率を表す。
- 直径を基準としての、円周との長さの比を、πと書く。
- πは、直径を基準としての、円周との長さの比である。
主語nを付ける。
- 2で割り切れる整数を、偶数と呼ぶ。
- 2で割り切れる整数nを、偶数と呼ぶ。
- nが2で割り切れる整数のとき、nを偶数と呼ぶ。
- nが偶数だとは、nが2で割り切れる整数であること。
- nは偶数とは、nは2で割り切れる整数のこと。
- nは偶数 :⇔ nは2で割り切れる整数
- (nは偶数 ⇒ nは2で割り切れる整数)∧(nは2で割り切れる整数 ⇒ nは偶数)