belief:信じる
Pは変数を持つ命題だとする。
- Pを事実だと認識する。
- Pを信じる。
同じだろうか?
- Pの具体例(変数への代入例)を確認する能力/手段がある。
- Pのすべての具体例を確認する能力/手段がある。
変数の領域が無限なら、すべての確認はできない。だから、無限領域に関する命題は確認ができず、確信を持って信じることはできない、のか?
実際の確認以外に信じる方法は、
- 何らかの超越的な保証、お墨付き
- 自分の経験や直感
- 他人の主張
- 証明
特に、存在命題への確信が難しい。
- 存在するのが当たり前だと思っているので、存在命題を意識できない。
- なにかについて語るとき、語っているのならそれは存在していると思ってしまう。
- 特別な例として、名前が付いているのだから、それがあると思う。
命題の例
- 田中良夫さんは、身長3m50cmです。
- 奇数の二乗を4で割ると1余る。
- 身長2mを超える人をポンカタラコンチと呼ぶ。
- 身長3mを超える人をガガカタラコンチと呼ぶ。
- 田中良夫さんは、ポンカタラコンチだ。
- 田中良夫さんは、ガガカタラコンチだ。
- ある人がガガカタラコンチならば、その人はポンカタラコンチだ。
- 身長3mを超える人はいない。
- 身長3mを超える人はいる。
- 田中良夫さんは人間ではない。
- 二乗して2になる有理数はない。
- 二乗して2になる数はある。
- 羽がついて空を飛べる馬をペガサスと呼ぶ。
- ペガサスはいる。
- 二乗してaになる数をaの平方根と呼ぶ。
- aの平方根はある。
- aの平方根は2つある。
- aの正平方根は1つある。
- aの非負平方根は1つある。
参考:キリンの体高、雄で5.5m、雌で4.5mになり得る。