左カン拡張の例
呼び名がないが、枠組みとして決める最初の関手拡張/持ち上げのルーラー関手(または単にルーラー)と呼ぶことにする。ルーラーに沿って拡張する。持ち上げのときは雰囲気違うけど、もう符丁でいいや。
[追記]ルーラーの事情:「沿って」の語感から。基準/枠組みの意味から。[/追記]
[さらに追記]ルーラーは形状関手とした。[/さらに追記]
で、DiGraphを有効グラフの圏として、Node:Graph→Setをノード集合を対応させる関手、Edge:DiGraph→Set を辺集合を対応させる関手とする。このとき、Node:DiGraph→Setをルーラーとして、Nodeに沿ったEdgeの左カン拡張を求める。
結果を言うと、G:Set→Setが直積で二乗する関手Sqで、α::Edge⇒Node:Sq:DiGraph→Set はグラフの構造を与える <src, trg>:Edge(G)→Node(G)×Node(G) そのもの、となる。
これは直接確認できるが、一般論としては表現可能関手のカン拡張の構成による。