また、やらかした! 後悔、後悔、後悔
過去に何度も失敗しては後悔・反省しているのに。過去エントリーを、時間順に全文引用する。
なんだか忘れそう、と思ったものはたいていホントに忘れる。しんどくてもメモ。
いかんいかん、このメモの主たる目的は、忘れがちな定義を書き留めて「定義集」を作ることだった。が、なんか山勘とか雑感とかで、肝心の定義が書いてないケースが多い。そのときは、定義は自明の前提だったとしても
しばらくすると忘れる!
忘れるから、書き留めておけよ、定義。
アームストロングのErlang本に、アプリケーションコントローラーとアプリケーションスターターが混同してあるところがあって、僕は「コントローラーとスターターは違うんだぜ」と思った。それは憶えている。
が、アプリケーションスターターが何であるかを今は憶えてない! ガーン!!
こういう(アームストロングでさえ勘違いする)概念は即座にメモしないと忘れる、わからなくなる。
一時、Erlangのアプリケーションコントローラ(appplicationモジュール)とか、アプリケーションスタータとかの関係を理解したのに、今はわからない。クッソー、メモしておかなかったからだ。
本編で「ErlangとJavaのあいだでリモートメッセージング」という記事を書いたとき、ERTSノードのロングネームについてかなり調べた。が、書かなかった。あれは書いておくべきだった。ついでにメモしておけば、今ごろ再度調べる手間は省けたものを!!!
なにかしらストーリーがある書き物のとき。ある状況では、全体が見えている。が、これも忘れる。見出しや概要だけでもいいから、見えているときに書いておいた方がいい。細部を忘れるのは当たり前だが、ストーリーも忘れる。
「あっ、わかった」と思うことがある。「なーんだ簡単じゃん、こんな事も分からなかった俺ってバカ」と感じるわけだ。「簡単なことだったのだから、一度分かってしまえば、もう自明だな」と思い込む。
これが大間違いなんだな。分かった直後は、長らく考えた末だから、そのことに関しての認識とか習熟度は上がった状態になっている。その状態だから分かって、しかも自明に見える。問題や理論が簡単なのではなくて、簡単に見える状態にたまたま運良くなっている。
この状態が長く続けばいいのだけど、そうはいかない。しばらくすると、「アンレーーー、アレ?アレ?アレーー?? 分かっていたはずなのに、自明だったはずなのに、ダメだ、全然わからん」となる。
だから、自明に見えているうちに書き留めておくべき。それが自明に見えない人のために。人といっても他人じゃなくて自分のためだが。しばらくすると、自分もそれがチットモ自明ではない人になる。