要素還元主義と環境依拠主義
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キーワードだけ並べると:
- モノを要素に分解する vs 分解しないで環境のなかで観測する
- 解体〈分解 | 解剖〉分析 vs 行動分析
- モノの構成素と内部構造 vs モノの応答性、(全体のなかでの)役割、(他のモノとの)関係性、刺激・反応・行動・振る舞い
- モノの下位構造をみる vs モノの上位構造をみる
- 個体識別する vs 匿名で扱う
- イコールで識別 vs up-to-iso, up-to-equiv
例えば、単元集合は、「中身を見たら1個しか要素がない」ではなくて、圏全体での役割で定義する。終対象はたくさんあるが、どれを取っても同じ役割だから区別する必要はない。特定された終対象〈distinguished object〉に固有名を付けるのは便宜上。実際、固有名の先の対象が変わっても誰も気づけない。
圏論的固有名は、実は存在を前提としたイプシロン記号。イプシロン記号の条件部は役割を記述する。実は「その役割を担うどれかのモノ」という意味しかない。したがって、「どれか」を変えたときにも理論が不変であることが要求される。
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