変数概念と実体概念
変数 | 実体 |
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変数名 | 実体名 |
変数の値 | 実体の集合 |
変数の型 | 実体の型 |
値の集合 | 集合の集合 |
- 変数の型=変数の値の集合
- 実体の型=実体の集合の集合=実体の可能的全体集合
文字実体の場合だと、次の多義性がある。
- 文字実体=実体'文字'='文字'という名前の実体
- 文字集合=文字実体
- 文字集合=文字実体の状態
- 文字集合=符号化文字実体
- 文字集合=符号化文字実体の状態
- 文字レパートリー=文字実体
- 文字レパートリー=文字実体の状態
- 文字符号=符号空間の要素
- 文字符号=符号空間
- 文字符号=符号化写像
文字実体の可能的全体を定義するのが困難なので、符号空間Cを先に定義して、Pow(C)を可能的全体の代理に使う。
可変集合が動き回る範囲を確定するのが困難なので、集合の符号空間を決めて、その符号空間のベキ集合を動き回る範囲だと想定する。制約条件(=制限条件)が分かっているなら、ベキ集合を制限する。
実体の可能的全体は確かに不明だが、それを言うなら実数の全体だって不明。Rという名前で呼ぶから、実在感があるわけで、ほんとのところはよくわからん。
- 実体の型=実体の状態として可能な(=許容される)集合の全体からなる集合