ER図とTC図と、相互変換
構成要素は:
- ノード
- アロー
- ブリッジ(1-ブリッジ, 2-ブリッジ, 3-ブリッジ, ...)
それぞれの意味は
- 集合
- 写像
- n項関係
装飾としては:
- ノードの《ドメイン》(不変ノード; immutable, constant, fixed, invariant)指定 Immu(x)
- スパンの同時単射性指定 JointlyInj(f1, ..., fn)
- スパンの同時双射性指定 JointlyBij(f1, ..., fn)
生成規則=構成法としては
- 直積
- 結合(合成)
- 2-ブリッジと2-ブリッジ → ブリッジ
- 2-ブリッジとアロー → ブリッジ
- アローとアロー → アロー
- 転置 2-ブリッジの転置、アローの転置は逆(inverse)で2-ブリッジ
生成記録
- 直積の記録は×記号ラベル、または同時双射制約で代用
- 結合(合成)の記録 多辺形内にC.マーカー
- 転置の記録 ニ辺形内にT.マーカー
ブリッジの削除
ブリッジを同時単射的スパンで置き換える。
生成規則=構成法は、
- 直積
- アローとアローの結合
- スパンのファイバー積
生成記録
- 直積の記録は×記号ラベル、または同時双射制約で代用
- 結合(合成)の記録 多辺形内にC.マーカー
- ファイバー積の四辺形にF.P.マーカー
TC図
- ノードはテーブルノードと《ドメイン》ノード
- アローはテーブルノードから《ドメイン》ノードのみ(片方向二部有向グラフ)でカラムと呼ぶ。
- 制約は《ドメイン》制約、キー(整合性)制約、参照(整合性)制約
- ドメイン制約:スパンの足はすべて《ドメイン》である。
- キー制約: テーブルスパンの部分スパンで同時単射なものが指定されていて、それが実際に同時単射的である。
- 参照制約: 外部キーの像はキーの像の内部に入る。
主キー指定と外部キー指定があるが、図の描き方(レイアウトによる意味付け)により装飾を最低限に抑えられる。
- 主キーは複合キー/《複合ドメイン》を用いて、垂直方向に描く。
- 外部キーは主キーと同じ《ドメイン》ノードを終端とするアローで描く。
- 主キー、外部キー以外の属性をプロパティと呼び、斜め方向に描くが、主キーと合流させない。
再現性定理
TC図からERスケッチが再現できるという定理。