オン構成
ラクソイドは止めた。モノイドン(monoid + on)。もっとも、内輪専用で、通常の用語に戻るかも知らんけど。
オン(-on)には何の意味もない。既存の語の後に-onを付けて新語を作る、というルールがある。例:
- set → seton セットン
- pointed set → - pointed seton 付点セットン
- magma → magmon マグモン
- monoid → monoidon モノイドン
onの日本語は類子とする。集合類子、マグマ類子、群類子(groupon)、環類子(ringon)など。
オン構成はモノイド圏Vに相対的で、VごとにV-on構成が決まる。セットンとは、CからVへの関手である。Cには特に仮定はない。
V = (V, , J, α, λ, ρ) として、セットンにはハット積が入る。ハット積は次のように定義する。
- (A, B) := F(A)F(B) : C×D→V
ハット積は、困った時の米田頼み、ご利益ツールズ - 檜山正幸のキマイラ飼育記でテンソル積と呼んだ積である。ハット積はラックス・モノイド関手なので、ハット積構造がモノイドンの例となる。マイクロコスモ原理が働いて、モノイドンを定義する環境圏にモノイドン構造が必要になる。
集合圏との対応では:
- 集合 ←→ セットン
- 直積 ←→ ハット積
- 単元集合 ←→ 単位対象定数関手
- マグマ ←→ マグモン
水平マイクロコスモ原理(普通のは垂直マイクロコスモ原理)
- 付点セットンを定義するには、Cが付点圏である必要がある。
- モノイドンを定義するには、Cがモノイド圏である必要がある。