n-圏の用語と記法
射の形状(shape)名前をXとする。Xの事例は:
- 単体(simplex)
- 球体(globe)
- 方体(cube)
- オペトープ(opetope)
- マルチトープ(multitope)
- デンドレックス(dendrex)
- テータ・セル(theta cell)
それぞれの形状の説明はだいたいnLabにある。
名詞を形容詞に使ったナントカ圏の概念がある。これは「形状の圏」とでも呼ぶべきもの。
- 単体(simplex category)
- 球体(globe category)
- 方体(cube category)
- オペトープ(opetope category)
- マルチトープ(multitope category)
- デンドレックス(dendrex category)
- テータ・セル(theta cell category)
これもだいたいnLabにある。(全部あるわけではない。)
- https://ncatlab.org/nlab/show/simplex+category
- https://ncatlab.org/nlab/show/globe+category
- https://ncatlab.org/nlab/show/Theta+category
- etc.
形容詞は次のようになる。
名詞 | 形容詞 |
---|---|
simplex | simplicial |
globe | globular |
cube | cubical |
opetope | opetopic |
multitop | multitopic |
dendrex | dendroidal |
theta cell | theta cellular |
形容詞+setで、形状の圏の上の集合値の層を表す。
- https://ncatlab.org/nlab/show/simplicial+set
- https://ncatlab.org/nlab/show/globular+set
- https://ncatlab.org/nlab/show/cubical+set
- https://ncatlab.org/nlab/show/cellular+set
- https://ncatlab.org/nlab/show/dendroidal+set
ナントカ集合の幾何的実現を「複体」と呼ぶこともあるが、複体は使われなくなるようだ。ナントカ空間と呼ぶと辻褄があうと思うが、ナントカ空間も使われていない。
日本語訳だが:
- 形状Xに対する「X圏」で形状の圏を表す。単体圏、球体圏、オペトープ圏、テータ圏、デンドレックス圏など。
- X的アプローチという言葉を使う。単体的アプローチ、球体的アプローチ。だが、「的」は省略してもよい。球体アプローチ。
- X的集合、X的対象という言葉を使う。「的」は省略して、X集合、X対象もあり。
- X的集合にn-圏の構造を入れたものをX的n-圏と呼ぶ。このときは「的」を省略しない。球体的3-圏と球体3-圏は違う意味になる。
- X的n-圏を、n-圏のX的モデルともいう。
- 結局、X圏とX的n-圏とX的圏の区別をするが、他では「的」は付けても付けなくてもよい。
- 「n-圏の球体モデル」はいいが、「球体モデル圏」は使わない。
「X圏」と「X的圏」で意味を変えるって、、、英語でも同じことをやってはいるが、あまり良くないと思う。globularをglobe-shapedと考えて、球体形圏、あるいは球形圏とかはどうだろう? 球体状圏、方体状圏とかもあるか。