前提という概念
前提(premise; プレミス)は次のもの達の総称する。
- 公理(axiom)
- 定理(theorem)
- 仮説(hypothesis, 複数形 -ses)
- 仮定(assumption)
公理と定理はどちらも論理式またはシーケントで、表現形式上の差はなくて(Mizarでは公理と定理の区別はない)、定理が証明により正当化されているだけ。公理は天下りに正当化される。
仮説は公理と扱いは同じなので、同義語と思ってもよい。違いは、仮説は同じスコープ内で後から証明されてもよい。公理は証明を受け付けない。
仮定は証明スコープ内で導入される。同じスコープ内で、含意導入によりドロップされなくてはならない。何度ドロップされてもよい(複数回利用可能)が、仮定が残るのは許されない。
公理、定理、仮説、、仮定のいずれも証明中に使ってよいので、まとめて前提と呼ぶ。