このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

平面代数、ストリング図、ケリー/マックレーン・グラフ

この話題については、コボルディズム、TQFT、オペラッドとか - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編にまとめてある。

上記の記事と、ルビンの壺と意味論 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編から参照していたジョーンズ(Vaughan Jones)のスライドがドメイン(qq12.org)ごとなくなってしまった。ウーム、ダウンロードしておけばよかった。せめて絵だけでも取っておけば、、、

比較的最近(2014)のジョーンズの論文。p.5に説明的な絵がある。

平面代数との関係で気になっているのは、

P.3の上の絵と、P.4の(3)の絵がある。これが気になって仕方ない。


これはケリー/マックレーン・グラフだよな。

平面代数、テンパリー/リーブ圏、ストリング図、ケリー/マックレーン・グラフ、小円板オペラッド、オペトープ、多圏、回路図、どんな関係があるのだろう? バエズのネットワーク理論は、こういう疑問に答えようとしているのか?

ついでに書いておくと、ストリンググラフに関して、http://arxiv.org/pdf/1504.02716.pdf のp.2 fig.1 は説明的で大変よい。

あと、

p.4, (2), (3)の気になる図だ。これって、証明ネット? ケリー/マックレーン・グラフでもありそう。ウーム。

ジョーンズ門下の女性数学者Emily Peters(http://math.mit.edu/~eep/)が平面代数をやっているようだ。例えば、

素子(ノード)、ワイヤー、基板、回路といった具象的な概念で説明できないか? バンボックス(!-box)も回路パターンの一種とみなせないか? あるいはグラフ項の計算論に吸収できないか?

とりあえずは、モノイド圏から作ったオペレータ素子、余オペレータ素子、スパイダー素子、矩形基板、円板基板、三分割多結合(tripartite poly-composition)、オペラッド結合、などの関係をハッキリさせたい。