Commandの分類とネーミング
メイヤー流のCommandのさらなる分類
- リソース獲得 -- 増進的状態変容で、戻り値はないか、成功・失敗を告げる。
- リソース解放 -- 減退的状態変容で、戻り値はないか、成功・失敗を告げる。
- リソース生成 -- 増進的状態変容だが、自分で所有権を持たず、生成したオブジェクト(=新しい状態空間と初期状態点)へのポインターを戻り値で返す。
使う動詞
- リソース獲得 build
- リソース解放 scrap
- リソース生成 create(単一のオブジェクト)、alloc(配列)
獲得と解放、生成と破棄はペアになるので、次のような動詞ペアを使う。
- setup - teardown
- build - scrap
- alloc - free
- create - destroy
- set - release
- open - close
解放・破棄が自動、あるいはdelete/freeで出来るなら、上記の動詞をあえて使う必要はない。