複数の人の名前の表記法
外国人名のカタカタ表記で、姓名をどう区切るか。Wikipediaの例から見てみる。
姓と名は中黒で区切っている。
では二人の名前を繋ぐときはどうか? 定理の名前などで、
- ラドン=ニコディムの定理(ラドン=ニコディムのていり、英: Radon–Nikodym theorem)
- コーシー=シュワルツの不等式(コーシーシュワルツのふとうしき、英語: Cauchy–Schwarz inequality)
イコールで分けているようだ。しかし、調和解析の項目では、
- ペーター・ワイルの定理 Peter–Weyl theorem
- ペイリー・ウィーナーの定理 Paley–Wiener theorem
のように中黒だ。これは「ペーター・ワイルさん」ではなくて、「ペーターさん」と「ワイルさん」。
では次はどうか、
これは、「ハリシュさん」と「チャンドラさん」ではなくて、「ハリシュ=チャンドラさん」。
さらに、
これは、「バーチ・スウィンナートンさん」と「ダイアーさん」じゃなくて、「バーチさん」と「スウィンナートン=ダイアーさん」。
英文でも、ハイフンが姓名(というか名前の部分)の区切りか複数の人名の区切りかハッキリしない。僕は、複数の人はスラッシュで区切っている。バーチ/スウィンナートン=ダイアー、または バーチ/スウィンナートン・ダイアー となる。