このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

ギャレス・エドワーズ

本編で 実写版『進撃の巨人』観たから言うけど - 檜山正幸のキマイラ飼育記 を書いたけど、補足。

僕の場合は、CGをあまり使わない特撮に懐かしさを感じるという年代的なバイアスがあって、評価はプラス方向に傾く。件の「予算の問題」だろうけれど、凄い特撮とショボイ特撮の落差が有り過ぎ。オッサン巨人と立体機動のシーンを静止画で切り取った画像が流布しているが、これがショボイ典型。とはいえ、ここだけ切り取るのは悪意がある、一番酷い部分だから、全体の水準はもちろんずっと上だ。

観てもないのに批判、の人は実際多いね。受け売りとか想像でよく言えるよな。インターネットの民度はそんなもんなんだろう。

原作からの先入観から勘違いする人がいるのかも知れないが、エレン達が所属する集団は調査兵団ではなくて、ろくに訓練されてないロクデナシが集められた捨て駒集団。外壁修復作業員とのことだ。これは観ればすぐに分かること。それでも調査兵団という思いが頭から離れないので混乱するのだろう。

低予算とは言うけど40億円程度は使っている。ハリウッドの最高でも300億円台なので、1/10ってことはない。超大作ではないハリウッド大作の1/3から1/5という程度。

さて、表題のギャレット・エドワードは、低予算映画『モンスターズ/地球外生命体』の監督。その才能を見込まれて、2014年には『GODZILLA ゴジラ』の監督をした人。1998年のトカゲ映画は論外だったが、2014版は評価が高い、僕は見てないけど(『パシフィックリム』は観た)。

『モンスターズ/地球外生命体』の製作費が「130万」というのはけっこう知られているんだけど、いくらなんでも嘘だろうと思う。

ウーン、5000万以上だが1億はかかってない、というところか?『GODZILLA ゴジラ』は「1億6000万ドル」、今の換算だと200億弱。前作の300倍、400倍の予算が付いたわけだ。

超映画批評 http://movie.maeda-y.com/ は『進撃の巨人』に40点を付けたが、6月7月だと:

だから、特段に低い点数じゃない。『モンスターズ/地球外生命体』と『GODZILLA ゴジラ』はどうかというと、

進撃の巨人』の当事者・町山さんの『GODZILLA ゴジラ』評(絶賛)は、

かくのごとく、評価は個人の価値観を嗜好を色濃く反映したものとなる(当たり前)。