このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

ggplot2の構造、部品機能が使えなくてもったいない

ggplot2の原理と機能性は素晴らしいが、ライブラリの作りとしては「どうなの」な点がある。モジュラー/コンポネント的に作ってあるのだけど、部品を単独で利用したり、部品の処理だけを確認することが出来ない。再利用可能部品もあるのに、隠蔽して閉じ込めていてもったいない。

例えば、statで使うデータ変換関数が取り出せないし、その操作を確認するのも困難。

プラス演算子でパイプラインに作ってあるように見えるが、実はそうなってない。プラスでやっていることは、オブジェクトの順次変更。処理を段階に分けてやるのとは違う。処理はprint/plot関数のなかで一気に行われるので、処理の中間段階を見たり介入したりができない。ここが非常に残念!

オブジェクトの順次構成と処理の段階的実行は、一種の双対性があって、互いに関連させて対称的な構成に出来たと思うが、オブジェクト構成のほうしかコントロールできない。