トロピカルなクリーネ力学系
トロピカル環(半環)についは、
離散的な力学系に関しては、
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- 波頭関数、指数関数、片側S行列 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編
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- フロイド/ウォーシャル法と行列計算 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編
- L加群豊饒化と行列計算による説明 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編
- フロイド/ウォーシャル法と行列計算 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編
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- フーム、驚いた、もろに離散物理 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編
- 離散力学の古典極限と非古典力学 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編
熱帯状況(tropical setting)でクリーネな力学系を考えると、その特徴は:
- 離散的、ただし連続現象の近似とみなすこともある。
- 自律系(発展法則は時間によらないで一定)
- 累積的(記憶を持つ、波頭だけではなくて掃過域を考える、粒子だけではなく軌跡も残る)
- 累積する効果はベキ等である。アルゴリズム的には重複を気にしなくていいので有利。
- 無限の未来で安定(停滞、平衡)する。イクィリブリアム(equilibrium)がある。
ベキ等で累積的なところが色々と特殊な現象を引き起こす原因かもしれない。ポアンカレ写像(Poincare map)、マルコフ分割(Markov partition)との関係も重要そうだが調べてない。