このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

トロピカルなクリーネ力学系

トロピカル環(半環)についは、

離散的な力学系に関しては、

熱帯状況(tropical setting)でクリーネな力学系を考えると、その特徴は:

  1. 離散的、ただし連続現象の近似とみなすこともある。
  2. 自律系(発展法則は時間によらないで一定)
  3. 累積的(記憶を持つ、波頭だけではなくて掃過域を考える、粒子だけではなく軌跡も残る)
  4. 累積する効果はベキ等である。アルゴリズム的には重複を気にしなくていいので有利。
  5. 無限の未来で安定(停滞、平衡)する。イクィリブリアム(equilibrium)がある。

ベキ等で累積的なところが色々と特殊な現象を引き起こす原因かもしれない。ポアンカレ写像(Poincare map)、マルコフ分割(Markov partition)との関係も重要そうだが調べてない。