このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

モジュールの演算 絵算

http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/20110516 あたりの続き。大局的プログラミング(programming in the large)関係。

とある圏がありまする。

  • この圏の射(対象じゃない)はモジュールである。
  • この圏の対象は名前の有限集合である。
  • 名前を型名だけに限定しても圏となる。とりあえず、型名だけで考えてもいい。
  • Lispのフィーチャーシステムと同じようなもの。

モジュール圏と呼びたいがそれはダメ。

  • この圏の対象は指標(signature)と呼んでよい。(インスティチューションの用語法では。)
  • この圏の射は指標射(signature morphism)と呼んでよい。
  • だが、この圏の射はモジュールであることは事実。
  • モジュールの英語"module"は加群の意味があるので、category of modules は使えない。
  • 指標圏(category of signatures または signature category)なら使える。
  • だが、「指標圏」で分かる人はいない。

とりあえず、signatures and modules を縮めて sigmod圏とでもしておく。

http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/20110516/1305538936 の表を再掲。

演算記号 意味
+ モノイド積、モジュールの集約/マージ
|> 圏の結合、普通の結合
:> 閉じた吸収結合
*> 開いた吸収結合
<:> 対称な閉じた吸収結合
<*> 対称な開いた吸収結合

んで、絵はこうなる。