2010-07-08 ホイヘンスの原理の局所版と大域版 DFD ホイヘンスの原理には、1ステップ近傍だけを相手にする局所版と、始点から終境界までを問題にする大域版があると思った。どっちも重ねあわせの原理が成立することがガンモク。ところで、1ステップ近傍って概念が無音遷移のせいで不安定なのだ。この不安定性が定義の多様性(悪く言えば混乱)につながっている。ただしこれは、ステップ近傍で空間をスライスしていくときの自由度にもなるので必ずしも悪いことではない。連続空間では、1ステップ近傍に相当するのが無限小近傍で、無限小近傍の表現は接空間になる。無限小近傍=接空間は安定した概念だが、有限離散ではそうでもない。面白いといえば面白い。