映画「レスラー(THE WRESTLER)」を見た
もっとエンタテイメント性があるかと思ったら、辛い、痛い、しんどい映画だったなー。全然元気が出る感じじゃないわ。
しかし、ミッキー・ロークってあんな顔だったかぁ? 探してみると:
おー、これこれ。伊達男だよな。それが、
これだよ。顔も体もモンスターで、レスラーにはホントにはまり役だけど。あれ(後述)以来ボクシングをやっていて、顔が潰れて整形したとか。随分と変わるもんだ。
彼は1952年9月16日生まれ、僕より少し上だ。それで、あの体と動きはたいしたもんだ。スタロンの超・還暦ロッキー&ランボーもすさまじいけど。
ミッキー・ロークと言えば、なんといっても日本でやった「ボクシングの試合」(1996)だよなー、猫パンチ。オフザケかと思ったが、結局プロボクサーになったらしい。ボクサーで成功したわけでもないようだが、顔はボコボコになったわけだ。
で、ともかく、映画としての出来はだいぶいい。辛く、痛く、しんどいけど。老いたレスラー・ランディ(ラム、劇中の本名は確かラムジンスキー)とその娘ステファニーとストリッパーのパム(店での芸名はキャシディだったかと)のお話。娘に嫌われ拒絶されるシーンは、ほんとに泣けるよ。パムのギゴチナイ献身も泣ける。プロレスラー仲間のはかない友情も泣ける。ラストに流れるブルース・スプリングスティーンの曲も泣ける。泣いてばかりだな。
背中から人を追うカメラがやたらに多いんだけど、あれは気になってイヤだった。ドキュメンタリー風にしたかったのか?