バートレットのダガー
θ::F⇒G が2-射で、F*, G*がそれぞれF, Gの右双対(F -| F*、G -| G*)のとき、θ†と†θΨを次のように定義する。
- θ† = (η・G*);(F*・θ・G*);(F*・ε) : G*→F*
- †θΨ = (G*・Ψ(η));(G*・θ・F*);(Ψ(ε)・F*) : G*→F*
ようするに、ジグザグを利用して作った射に関する双対だが、バートレットはスター記号「θ*」は使わない流儀。θ†は、右双対構造から自然に決まる転置射。†θΨは、フリッピングΨを使って作ったひっくり返し。Ψがあって初めて†θが作れるので、Ψも添えている。次がバートレットの基本的な要請;左右平等等式(the even-handed equation)
- θ† = †θΨ
軸的(pivotal)圏の軸反転(pivoting)とよく似ている。