直進圏とその変種
昨日の「対蹠作用、直進圏、最小自由生成」の補足。ライデマイスター/トゥラエフ移動の関係式を次のように番号付ける。
I', II', III'は、対応する対称ブレイドのバージョン。
使用する(固有の)生成元などを表にまとめる。×は両立不可能を示す。
∪ | ∩ | X+ | X- | X | 圏 | 関係 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | - | ○ | ○ | × | ブレイド亜群 | II, III |
- | - | × | × | ○ | 置換亜群 | II', III' |
○ | ○ | - | - | - | 直進圏 | 0 |
○ | ○ | ○ | ○ | × | ブレイド直進圏 | 0からIV |
○ | ○ | × | × | ○ | 対称直進圏 | 0, I'からIV' |
テンパリー/リーブ圏やコバノフの偶数個数・電荷保存の圏なども変種として考えることができる。対蹠(荷電、極性、符号、向き、双対、随伴、共役)を考えるとさらに変種が増える。