移動(moves)と組み合わせ圏論
「さまざまな移動(moves)たち」で移動をまとめたが、移動を主たる手段として組み合わせ圏論とでも呼ぶべきアプローチが考えられるだろう。ちなみに、移動には、4次元内の2-タングルに関するカーター/リーガー/さいとう(Carter-Reiger-Saito)移動や、三角分割を変形するパチナー(Pachner)移動なんてのもある。
組み合わせ圏論は、組み合わせ幾何に圏論を使うことでもあり、圏論を組み合わせ的手法で調べることでもある。高次圏でも有効そうだ。
ラフォン(Lafont)の図式的レイヤー/図式的等式という概念と、LLTの3人のスチル/フリッカー/ムービー(CRSムービー)という概念も組み合わせ圏論の文脈で考えることができそうだ。
- Title: Equational Reasoning with 2-dimensional Diagrams (1995)
- Authors: Yves Lafont
- URL: http://citeseer.ist.psu.edu/56012.html
- Title: On the Combinatorics of Carter-Rieger-Saito Movies in the Theory of Smoothly Knotted Surfaces in R4 (November 13, 2004)
- Authors: Glenn Lancaster, Richard Larson, Jacob Towber
- URL: http://tigger.uic.edu/~rgl/shrtknots.pdf