なんか、わかったかも
あー、そうか、そうか。そういうことか。
とか、感想だけを書いておくと忘れてしまうのだが、後で説明も補足することとして(大丈夫かぁ?)、とりあえずの感触と気分を。
二重圏を使うようになってだいぶ事情が見えてきた。とりあえず、遷移翻訳系(トランスデューサー)の圏を問題にしているのだが:
- 次元は3である。
- モノイド積は2つある。
- トレースも2つある。
- 次元、モノイド積、トレースはもっと多いかも知れない。
- ひとつの方向はt-方向(transition)と呼び、遷移、時間の方向で、始状態(エントリーポイント)から終状態(エグジットポイント)に向かう。
- ひとつの方向はc-方向(communication)と呼び、メッセージング、IO、呼び出し、イベント、対話、信号などのコミュニケーションの方向である。
- ひとつの方向はr-方向(rewriting)と呼び、書き換え、リファクタリング、シミュレーションなどの方向である。
- t-方向に対するモノイド積は状態空間の直和。
- c-方向に対するモノイド積は状態空間の直積。
- t-方向に対するトレースはルーピング。
- c-方向に対するトレースは(自己内部コミュニケーション+)ハイディング。
この多次元圏をベースにして、
- コゥゼン(Kozen)圏(等式的コゥゼン圏、ホーン条件的コゥゼン圏)を作る→http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/searchdiary?word=%a5%b3%a5%a5%a5%bc%a5%f3%b7%f7、http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/searchdiary?word=Kozen%b7%f7
- 正規表現と列言語理論を再構成
- Int構成でコンパクト閉圏を作る
- モナドを探す
- TQFT構成を探す
- semiringal圏を構成する→http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/searchdiary?word=semiringal
- Circ-Kleisli構成を探す→http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/searchdiary?word=Circ%2dKleisli
- インスティチューションを探す→http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/searchdiary?word=%a5%a4%a5%f3%a5%b9%a5%c6%a5%a3%a5%c1%a5%e5%a1%bc%a5%b7%a5%e7%a5%f3
- ブール・クリーネ圏を探す→http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/searchdiary?word=%a5%d6%a1%bc%a5%eb%a1%a6%a5%af%a5%ea%a1%bc%a5%cd
とりあえずはコゥゼン圏をうまいこと抽出したい。これは出来そうな気がする。それと、適当な半環係数の古典テンソル計算(添字計算)の圏もトレースを2つ持つから、参考になりそうだ。線形でトレースを2つ持つ圏の典型例が古典テンソル計算圏のような気がする。