このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

トゥラエフのTQFT公理

トゥラエフ移動のトゥラエフ(Turaev)はTQFTの公理化もやっている。→http://www.numdam.org/numdam-bin/recherche?h=nc&id=AFST_1994_6_3_1_135_0&format=complete

Turaev, Vladimir G. "Axioms for topological quantum field theories."

  • ベース圏として位相空間の圏Cがある。
  • space-structureという関手:C→Setがある。
  • space-structure関手で、Cの和に対してSetの積が対応する。空に対して一点集合が対応する。
  • さまざまなspace-structureが考えられる。
  • Xのspace-structure A(X)の一点aを指定した(X, a)が構造付き空間である。A構造付き空間の圏ができる。
  • A(X)にはinvolution(-)*があり、(X, a*)を-Xと書く。*は恒等でもよい。
  • 2つのspace-structure関手に関して、コボルディズム圏を考える。
  • 直和(disjoint union)、貼り合わせ(gluing)、反転に関して適切に振る舞うアーベル圏に値をとる関手を考える。