デカルトと双デカルトの本質byステファネスク
ステファネスクさんのflownomials解説の冒頭に曰く、「m個の入力とn個の出力を持つ機能や計算が、m×n個の1入力1出力の機能/計算達fi,jにより完全に決定される」ことが双デカルト・モノイダル圏の計算=行列計算の本質だ(というような、そんなこと)を述べている。実に当たり前で明確 -- すばらしい。
これを弱めて、
- m個の入力とn個の出力を持つ機能や計算が、1入力n出力の機能/計算達fi(1≦i≦m)により完全に決定される。
- m個の入力とn個の出力を持つ機能や計算が、m入力1出力の機能/計算達fj(1≦j≦n)により完全に決定される。
これらが、デカルト/余デカルトなモノイダル圏の本質ってことになる。行列計算はできないが、縦ベクトルまたは横ベクトルの計算ができる。