2005-12-31 モデルの仮構性と有効性 論理 「モデルが在る」ことは、フィクションあるいはファンタジーだと言えるだろう。誰も存在を保証できない。実際にモデルを作るには、構文領域をいじくる以外に方法がない。つまり、「構文に先立ってモデルの世界が在る」ということは全然言えなくて、「構文領域があれば、モデルらしきものを作れる」というのが現実だ。だからモデルなんて考えても無駄か、というと、そうではない。モデルの世界があると考えるほうがなにかと便利だし、精神衛生上もよい。モデルは、有効なファンタジーなのだ。