律子と制約と一貫性
「一貫性」という言葉が曖昧だから整理する。
まず、律子〈rator〉は法則を与える2-射(あるいはもっと高次の射)のこと。律子が満たす等式を制約等式〈constraint equation〉または等式的制約〈equational constraint〉または単に制約〈constraint〉と呼ぶ。ここまでは特に「一貫性」という言葉は出てこない。
が、制約を一貫性制約と呼ぶことがある。ちょっと違うような気がする。一貫性は、「律子+制約」がある状況で、律子達で作った自由圏がやせていることだろう。つまり、一貫性、あるいは「一貫性がある/を持つ」のような言い方は、「律子+制約」が作る構造に対する形容詞なのだと思う。
よって、一貫性制約の意味は、「一貫性を持つ『律子+制約』の制約」だろう。一貫性を持つようにうまく定義されている制約、という感じか。
一貫性定理は、特定の「律子+制約」構造が実際に一貫性を持つことを主張する定理。
一貫性法則〈coherence law〉が一番意味不明で、制約等式のことか、一貫性定理のことか不明。