なるほど、絵の描き方の微妙な差で解釈が変わる
bookmarkの反応は、「そんな解釈もあるのか」と意外で面白かったりするが、反省と参考になるのは、
- 「変態グラフを4から3に逆行してaos6に3が入らない意味がわからなくて」
というようなコメント。so-called変態グラフ http://www.chimaira.org/img3/git-hentai-repo-plan.png に対して、ancestor-or-selfが把握できない、ということ。
グラフに矢印が描いてない。これは、家系図として「親→子」の流儀もあるから、上が子孫で矢印省略がいいだろう、と判断。しかし、グラフ上で「繋がりを追う」場合、無向と有向では違う。無向グラフ(=対称化された有向グラフ)だと、強連結成分が連結成分と解釈される危険がある。
つまり、上記のような疑問を持つ人は、強連結成分と連結成分をさらに抽象化したX連結成分の概念を持っていて、
- 有向グラフの強連結成分の説明から、X連結成分(たどれるノード群)の概念を得る。
- 無向グラフにX連結成分の概念を適用。
- 無向グラフの連結成分を認識。
となって、ある意味正しい解釈をしている。結果的に、説明者の「強連結成分」と理解者の「連結成分」の齟齬が生まれる。要するに僕が矢印に関して説明不足だ。