このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

いちご白書

新宿武蔵野館でやっていたので行ってしまった。先日。

武蔵野館て、めちゃくちゃ目立つ場所/建物だと思い込んでいたが、そうでもなかった。そのことに、ちょっと驚いた。大人になって小学校を訪れたら、階段の段差が小さいのに驚くような感触か。

映画「いちご白書」より、「いちご白書をもう一度」のほうを知っている人が多いだろうな。あの歌はノスタルジックだが、映画はそれほどにロマンチックなわけじゃない。

映画として素晴らしいかどうかは分からない。が、60年代(映画公開は1970年)、あの時代が強烈に刻印されている。僕の少年時代、主人公たちは8歳上の姉とだいたい同年代ってことになる。冒頭でラジオ(テレビ?)から流れるニュースはシャロン・テート殺害事件、ケネディニクソンの写真が何度も出てくる。ベトナム戦争が進行している、それより前の朝鮮戦争もチラリと出てくる。今では古くさい歌詞とビブラートのきいた音楽。学生の服装はなんか今と変わらないな。当時の学生ファッションが、今ではオッサンでも着てるけど。

学生運動の連中が警察に捕まって護送されるとき、車中でダンスを踊るシーンがあるが、マット・ハーディングのマットダンスの原形みたいだった。

リンダ役をやっていたのはキム・ダービーっていう女優さんなんか。可愛い、けど、やっぱりあの時代っぽい可愛さなのかな。自分が高校生くらいのときの基準だとあの感じが可愛いのだと思う。今? 今の見方だとどうかな? もっと典型的(ステレオタイプな)美人のほうがいいかもしれない。主役のサイモンをやっていた俳優さんは、学生っぽくていいのだけど、ボート部員の割には華奢な感じがした。

別にたいして面白くもない映画って感想だが、もう一度見たいか? と聞かれれば、「見たい!」