このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

もっと精度を上げたほうがいいかも、だが難しい

「片方向伝搬法は精度が悪い」と書いたが、簡単な例でも実際に精度が悪い(苦笑)。

精度を上げるには、いくつかの方法がある。

  1. 論理系SILのなかで論理簡約をがんばる。
  2. 充足可能性問題の精度を上げる。
  3. 充足例問題の精度を上げる。

このなかで、充足可能性問題の精度を上げても、全体としてはあまり効果がないかも。充足不可能な制約を検出するとは、実行してはいけないプログラムの検出なので、まー意義はあるのだが、実行してよいプログラムの情報が増えるわけではない(ことが多い)。

論理系SILを働かせるのはそれなりの効果が期待できるが、SILが完全に定式化できてない。決定可能な論理システムかどうかも分からない。

最弱事前条件=最汎制約の充足例を求めるのが一番いいのだけど、最適な充足例の定義がいまのところマッタク出来ない。原理的に出来ないような気もする。具体化しないで実行時の安全性を定義できるのだろうか?