このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

田辺さんの単純平面タングル(SPT)圏デモの画面ショット

本編 http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama/20090623/1245715012 とまったく同じエントリーですが、画面が原寸大です。

「田辺さんの圏論デモ、こりゃオモロー」で紹介した田辺さんのエントリーに、画面も付きました。

田辺さん、ありがとうございます。

それとは別に、某太田君が画面ショットを送ってくれました。どうもありがとね。メール文面を引用:


太田です。

静止画ですが、各パターン撮ってみました
4つの円を左から 1、2、3、4としています。

あの後遊んでいたら、1,2とか3,4という組み合わせだと
延々繋がることがわかりました。

- 1,2の組み合わせだと必ず交互
- 3、4の組み合わせだと3、3とかも可

↓が初期状態の画面。



4つの円を左から 1、2、3、4としています。」ということです。

それで、↓は1番と2番の結合。下側に結合の結果が描いてあります。静止画だと分かりにくいけど、1番が2番の穴にはめ込まれてグリグリと回転して位置合わせして、それから境界(円環内部の円)が消えるんだよね。



↓は3番と4番の結合。



次は2番、1番の順で結合↓ 1番、2番のときと比べてください。



↓は4番と3番。3番と4番とは違うでしょ。



3番と3番も結合可能でこんな↓ 1つ前と同じじゃないよ、星の位置に注意




太田君の“発見”についてチョット言っておくと; 4つの射(ヒモ模様)を左から A1, A2, A3, A4 として、円周上の点の個数を勘定すれば、射の域/余域はわかります。次のとおりです。

  1. A1:5→7
  2. A2:7→5
  3. A3:20→20
  4. A3:20→20

射の結合可能性(composability)から、A1;A2、A2;A3 などは作れますが、A1;A3 とかは無理です。

太田君曰く:

  • 1,2とか3,4という組み合わせだと延々繋がることがわかりました。

A1;A2;A1;A2 とか A3;A4;A4;A3;A3 とかも作れるってことです。

  • 1,2の組み合わせだと必ず交互
  • 3、4の組み合わせだと3、3とかも可

これは、それぞれの射の域/余域と結合可能性からの帰結です。