カウフマンのテレポーテーション位相
ほったらかしてあったヤツだね。
普通の平面を考える。横軸がx軸、縦軸がt軸で、時間は下から上に流れるとする。ある時点 t = t0 で切ると、その瞬間の空間はx軸と同じ直線になる。ある時点で空間(1次元x軸)内に存在する粒子の数をNとする。粒子の内部状態の空間をVとする。Vは複素ベクトル空間(ヒルベルト空間)。
t = t0での粒子数N0、t = t1での粒子数N1として、時刻がt0からt1に発展するとき、t0→t1の変化を、ベクトル空間のテンソルべきの間の線形写像 V(N0)→V(N1) で記述するが、この変換はユニタリだとする。(よくわからんが、物理的にそういう仮定なんだそうだ。)
基本となるのは、真空からの生成(Creation)C:C→V(×)V と、消滅(Annihilation)A:V(×)V→C。
↑
↑ ∩ A
↑ ∪ C
↑
時間を右から左にとると:
←←←←←
⊂ ⊃
A C
時間の向きとは逆に、上から下、または左から右に書き下すと:
- <A|C>
が円(circle)となる。式の中は、←方向に見るから Creation and-then Annihilation と読むわけだ。毎度ながら、方向には悩まされるぞ。