ラベルの解釈(読み)と無音記号、自発性問題
- コマンド読み:ラベルはコマンド、外部からの命令、内部は命令に従って動作
- レポート読み:ラベルはレポート、内部からの事後報告、内部は自発的に動作する
- コマンドは、外部から発行され内部に届き、内部で実行される。
- レポートは、内部による実行後に発行され、外部に届く。
- 外部視点では、コマンドは能動的に発行し、レポートは受動的に受け取る(観測)。
- 内部視点では、コマンドは受動的に受け取り(受理、受容)、実行とレポートは能動的に発行する。
- レポートは、内部から発行されるコマンドとも解釈可能。
- したがって、コマンドをパブリックアクション、レポートをプライベートアクションとも解釈できる。
状態遷移を観測できるが内部ラベル(レポート、プライベートアクション)を観測できない観測者がいると、すべての内部ラベルは無音記号に見える。つまり、内部ラベルを縮退させた擬似外部ラベルが無音記号なのだろう。これがもっともまっとうな無音記号の解釈だと思う(なにが「まっとう」かはあまりつっこまないとして)。