圏群と交差モジュール
昨日言及したバレット&マッカイ(Barrett and Mackaay)論文に、圏群(categoracal group)ってのが出てくる(つうか、それが主題だ)。群の交差モジュール(crossed module)と同じ概念なんだそうだ。
交差モジュールは、群E, G、群準同型δ:E→G、左作用-*-:G×E→E の組。GはEに作用している。つまり、EはG集合になっている。が、この作用がE上の群自己準同型になっているかどうかよくわからん。群演算は単なる並置で表すとして:
- δ(x*a) = x(δa)x-1
- (δa)*b = aba-1
xyx-1のような自己作用をyxで表すと。
- δ(x*a) = (δa)x
- (δa)*b = ba
つまり、δと*を経由して回り道な自己作用を作ると、それが xyx-1、aba-1のような形をしている。