セリンガーのラベル付き遷移系
彼はラベルをアクションとも呼んでいる。アクションの全体は、B + {τ} + in(X) + out(Y) となる。Bを固有アクションと呼ぼう(これは by檜山)。セリンガーの用語では:
- B + {τ} を内部アクション
- in(X) を入力アクション
- out(Y) を出力アクション
X→BY という書き方もしている。すべてのアクションをAとして、inとoutを埋め込みだと解釈すると、X→A←Y となっている。A\(in(X) + out(Y) + {τ}) = B となる。
X→BY, Y→CZ に対して、X→B+CZが定義できるが、セリンガーは、X→BY, Y→BZ の場合だけシーケンシャル結合(IO結合)を定義している。
セリンガーの定義はずっと一般化できると思うが、わかりやすいし、いい出発点になる。