無音記号
まったくダレた一日。あー、バカみたいだ。だが、ひとつだけ考えたことがある。無音、無音記号だ。
今までも無音記号については意識していた。
自発性とか時間の経過などが無音記号に関係しそうだ、という感じ。
無音記号はものすごく大事だと思えてきたぞ。
対象がアルファベット集合で、射が遷移翻訳形(トランスデューサー)の圏を考える。この圏は、あまりに一般的で複雑なんで、解析するのは大変なんだけど、まー考えることはできる。アルファベット集合は必ず無音記号を含むとすると、付点集合(pointed set)だと思ってよい。
無音記号を含まないアルファベットAがあると、A+{τ}として無音記号を付加したり、その逆で削除したりできる。が、そのとき圏の演算や構造はあまり保存しないような気がする。なんか歪みがあるんだよな。その歪みをちゃんと見ないといけない。
遷移翻訳形に無音遷移がたくさんあると、それだけ不定性(非決定性)や自発性が大きくなる。極端な例として、無音記号だけを入力として、任意の出力を作るような系がある。外からみると、これはランダム生産者(random producer)になるだろう。
なんかとりとめもないが、無音記号、無音遷移をよーく考えると、ほぼ確実に面白い。インターリーブ定理をなんらかの形で一般化できるかもしれない。