このブログは、旧・はてなダイアリー「檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編」(http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/)のデータを移行・保存したものであり、今後(2019年1月以降)更新の予定はありません。

今後の更新は、新しいブログ http://m-hiyama-memo.hatenablog.com/ で行います。

2006-08-17から1日間の記事一覧

証明、項、射

トレース付きモノイド圏Cに意味を持つような形式的体系の項を考えると、その項はシーケント計算の証明に対応する。証明図の木構造がちょうど項の木構造に対応する。よって、項の変形は証明図の変形になっている。さらに、項の値(意味)は圏Cの射だから、証…

順序ベース多圏と名前ベース多圏、シーケント計算

最近、少しだけ多圏の使い方に慣れてきた。多圏はけっこうバリエーションがある。まず、カットの自由度から、シングルカット多圏とマルチカット多圏がある。シングルカットはワイヤー1本に関してカットする。マルチカットは束(たば;リボン)でカットできる…

一様性、酵素、模倣

ステファネスクは酵素(enzymatic)公理/規則を使っているが、これは他の概念と関係する。 酵素公理/規則 一様性原理(uniformity principle; Plotkin) (双)模倣 (bisimulation) 圏の振る舞い正規化(notion of behaviour)→Notion of Behaviour - 檜…

semiringal

monoid + al で monoidal という形容詞ができる。semiring + al で semiringal。ステファネスクは、semiringal categoryという言葉を使っている。半環圏と訳そう。半環圏は、2つのモノイド構造を持ち。それらが、分配性(distributivity)自然変換で関係して…